RubyKaigi 2023 のLightning Talksで発表した
RubyKaigi 2023 の Lightning Talks で発表しました。 はじめてのオフラインでの登壇で、緊張しましたが、無事に終えることができました。
当日の発表スライドは以下です。
発表後にkoicさんにフィードバックいただいたのですが、チーム名に誤りがありました。 RuboCop RSpec team の名称に core はつかないのが正しいです。名前重要ですね...ありがとうございます。
❌ Member of RuboCop RSpec core team
⭕️ Member of RuboCop RSpec team
今回プロポーザルを出した経緯ですが、前回の RubyKaigi 2022 が人生初の RubyKaigi への参加でした。その時に漠然と、いつか RubyKaigi に登壇したいと思っていました。 なので今年は駄目でも良いので「とにかくプロポーザルを出す」ことを目標としていました。「プロポーザルを出さないと登壇できない。」のですが、昨年はその一歩がなかなか踏み出せなかったので今年はやっていくぞと思っていました。
今回は Lightning Talks だけでなく、RubyKaigi の 30 分のセッションにもプロポーザルを出していたのですが、Not Accepted でした。
"Your proposal for RubyKaigi 2023 has not been accepted" だった。どこかでこの話は供養する。来年もプロポーザルを出していきたい。
— Yudai TAKADA / ydah (@ydah_) March 1, 2023
人生初のプロポーザルだったので、何もわからない...となっていたのですが、なんとか書き上げたのを覚えています。 参考にした記事は以下です。通過した CFP や書くときに考えたことについて残っているのは本当にありがたいです。
- https://sue445.hatenablog.com/entry/2019/02/10/102907
- https://blog.onk.ninja/2017/09/21/my_talk_of_rubykaigi_2017
- https://koic.hatenablog.com/entry/ruby-kaigi-2018-cfp
- https://www.clear-code.com/blog/2017/6/6.html
書き上げた後に、柴田さんにレビューをしてもらって、すごく丁寧にアドバイスをいただきました。 何もわからない状態から自分で書いてみて、アドバイスを受けて、自分の中のプロポーザルを書くための土台ができたと思います。本当にありがとうございました!
そんな中で、Lightning Talks の CFP の募集があり、すぐさまプロポーザルを出すことにして準備をしました。 Lightning Talks では時間が 5 分間ということもあって、いくつかネタはあったので、最終的には 2 つプロポーザルを出しました。採択されなかった方のプロポーザルも、内容自体は結構辛かった問題を解決した話なので、どこかで供養できればと思っています。 通過したプロポーザルは以下です。
https://gist.github.com/ydah/85952cc9b5b1dece1b7d9e0099e9999d
無事採択されたことが分かった時は、部屋の中で叫んだ後 10 分ほど噛み締めていました。去年見たあの景色の壇上に立てることが、本当に嬉しかったです。
Your proposal for RubyKaigi 2023 LT has been accepted!!!
— Yudai TAKADA / ydah (@ydah_) April 25, 2023
とても嬉しいです...! 頑張ります
スライドは最終的に 25 枚だったのですが、本当にギリギリまで何度も書き直しては作り直していました。 今回のスライドの作り方は、テーマは固まっていたので、何もない状態で話してみるというのを繰り返していました。その中で、自分の中で違和感なく話せそうな話題を探り、流れを考えていきました。 ある程度話すネタが出揃って流れもざっくりとできたタイミングで、スライドを作り始めました。スライドを作り始めてからは、時間を調整しながら話す内容を整理しつつスライドを作っていきました。
このやり方をやってみて感じたのは時間がないときにやるものではないということです。結局ギリギリまでスライドを作っていました。 また、英語での発表をしたかったのですが、英語だと 5 分を超えてしまいそうだったので、日本語で発表することにしました。(英語だと日本語よりどうしても遅くなるので時間が長くなってしまっていました。)
スライドが出来てからは何度も話しながら話す内容を調整していました。 途中、細かいところまで話してしまうと結構時間がギリギリだったので、話すところも細かく決めていました。 結果的にはまさかの 1 分ほど時間が余ってしまいました。もう少し話せるネタがあったので、間に合わない前提でいいから盛り込めばよかったと思いました。
発表した内容は RuboCop RSpec チームで進めていたRuboCop CapybaraとRuboCop facotory_botを gem に切り出した話でした。 その背景やなぜ gem に切り出したのか、どうやって切り出したのか、どうやってメンテナンスしていくのか、という話をしました。
プロポーザルに通った段階で RuboCop factory_bot はまだ gem に切り出している真っ只中だったので、この進捗次第で話す内容が変わる状態でした。 そのため、プロポーザルに通った後も切り出しを進めていました。結果的には、RubyKaigi の前週に切り出しを終えることができました。 そして、プロポーザルに通った時点では RuboCop Capybara の Committer という立場だったのですが、切り出しが完了した後に RuboCop RSpec チームのメンバーになることができました。
RuboCop Headquartersの一員となりましたhttps://t.co/XsFW0gA6h6
— Yudai TAKADA / ydah (@ydah_) May 6, 2023
なので、大急ぎでスライドも直してというのを直前までしていました。英文も今回はそんな状態でギリギリだったので ChatGPT にレビューをしてもらいました。 いや本当にこういうときに ChatGPT は便利だなと改めて感じました。
スライドの準備は万全だったので緊張はしないかなと思っていましたが、会場の大ホールを見たときにここで発表するのか...とめちゃくちゃ緊張していました。 LT の発表の順番も最後の方だったので、舞台袖で待っている時も時間が経つのが遅く感じました。最後の方はずっと口の中がカラカラになっていました。 また、事前の接続確認の時にトラブルがあったので、本番の投影も上手くいくだろうかとドンドン不安になっていました。 (接続確認でのトラブルは最終的には解決して、凄く時間をかけて丁寧に解決してくださいました。本当にありがとうございました。)
発表の順番が来てからは本当に一瞬でした。発表が終わった後も、あれ?もう終わったの?という感じでした。 ただ壇上からの景色は今でも目に焼き付いています。本当に素敵な景色でした。 また来年もこの景色を見たいなと思いました。やっていこうと改めて感じました。
発表の様子は、以下で写真を撮っていただいていました。柴田さん、gihyoreport さん素敵な写真をありがとうございました。
うちの @ydah_ #Rubyist写真展2023 pic.twitter.com/CyL5ebkQEx
— Hiroshi SHIBATA (@hsbt) May 16, 2023
Yudai TakadaさんによるLT「Dividing and Managing: The Cops Squad of RuboCop RSpec Dept」 #rubykagi pic.twitter.com/h62NJCF6QK
— gihyoreport (@gihyoreport) May 11, 2023
また、Day4 には、松田さんと松本ブルワリーで会って LT のプロポーザルのフィードバックをもらいました。 その他にも色々とお話をしていて、今後の自分の活動について考えるきっかけになりました。ありがとうございます。
そして、ずっと伝えたかった感謝を伝えることができました。 社の esa に OSS をはじめたい人に向けた松田さんの記事があるのですが、私が OSS 活動を始めるにあたって背中を押してもらったのがその記事なのでした。(この記事についての詳細は是非、アンドパッドに入社して読んでみてください。) それまでは不安だったのですが、その記事を読んだことで、飛び込む勇気が出ました。そのことについての感謝の気持ちを伝えることができてよかったです。
day4 #rubykaigi w/@a_matsuda ずっと伝えたかった感謝を伝えられて良かったです〜🙌 pic.twitter.com/WiQs536SQR
— Yudai TAKADA / ydah (@ydah_) May 14, 2023
来年も RubyKaigi で発表できるようにやっていこうと思います。 この記事では発表の部分に焦点を当てて書いたので、もう 1 記事書こうと思います。